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♪ ノクターン19番 (10) フレージング
2012 / 06 / 14 ( Thu ) 前回記事で、基本的なところのダメ出しと言っていた話というのは、
フレージングのことでした。 もちろん、さすがに、ここへ来て初めて聞いた概念というわけではないですよ(汗) ただ、実際にちゃんと意識して弾けていないということ。 たとえば、冒頭の部分の旋律。 ![]() (クリックすると拡大) 僕の演奏では・・・ シソーー。 ファーミレーー。 ミードシーー。・・・ という風に聴こえるそうなんです。 でも、実際の楽譜では、全部一つのフレーズでつながっているので、 シソーーファーミレーーミードシーーファドシラソファーソーファー。 まで一息で演奏しなければならないようです。 (もちろん、途中に山とか強弱はありますが・・・) 僕の場合は、初めのシソーが終わった段階で、 一度、頭を下げてしまっているようで・・・ 自分がどんな格好で弾いてるかなんて、 意識する余裕もないので、全然意識してなかったのですが。 頭を下げること自体が悪いことではないみたいですが、 ここは下げるポイントではないということのようです(笑) 管楽器だと、息を入れ続けないと、基本的に音が鳴らないので、 細く長い息をずっと入れ続けるのが本当に大変なんだそうで、 否応なく、フレージングを意識することになるようですね。 ピアノでもそれと同じような意識で弾く必要があるということですね。 実際に伸ばす音で指を離してしまってるわけではないと思うので、 おそらく、意識の問題なんでしょうか・・・ まだ、フレーズの途中で終わってないよ・・・という意識を持って、 フレーズの最後に向かって弾くといいのかな。 この曲に限らず、今までも、いつも自分の演奏を録音で聴いていて、 音楽が進んでいかないなあと 感じることが多かったので、ここに原因があったのかもしれません。 それから、これは正しいかどうか分からないのですが、 テンポの揺らし方とか、タメとかもフレーズ単位で やるのが正しいんでしょうか? ピアノの場合、音はペダルで勝手につながってしまうので、 むしろ、最も表面に現れてくるのは、この部分なのかもしれません。 僕の場合は、フレーズの途中で何度もためてしまってるので、 進行感が出てこないのではないかと。 そう思って、プロの演奏などを聴いてみているのですが、 フレーズの途中でも、一度ためてたりする演奏もあるんですよね。 そういうことではないんだろうか? それとも、たとえ、タメを入れたとしても、 フレーズはちゃんとつながっている印象を与えることができるのか? それとも、単なる弾き手の趣味!?(笑) う~ん、このあたり、まだよく分かりません^^; 他の箇所では・・・ ![]() レ―ーー。 ドドーーー。 シシーー。 ではなく、 レ―ーードドーーーシシーー。 それから、ここは、これまで何度も出している多声のややこしいところですが、 ![]() この上の旋律のところが、 レーーードーシラシラソ。 ソーソソーラー。 ラララーララーシー・・・ ではなく、 レーーードーシラシラソソー。 ソソーラーラララー。 ララーシー・・・ と、ちゃんとフレーズの切れ目で切る。 (いかにも、こういうところがショパンっぽい癖のある音の切り方らしいのですが・・・) 実は、いい加減に弾いても、 ピアノに詳しくない人が聴いたら、それなりに心地よく聴こえるんだそうですが、 ピアノのことが分かる人が聴いたら、 ショパンの楽譜を全く理解していないということが丸分かりになってしまうそうなので、 できることなら、しっかりと、この機会に身につけたいと思っています^^; スポンサーサイト
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by: * 2012/06/15 06:41 * [ 編集] | page top↑
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ピアノって管楽器と違ってどうしても音を伸ばせば減退するからつなげようと思っても難しいですよね。 そういう話をよく先生がするんですけど。 細かい難しい事は私も全然分からないけど、私も改めて楽譜を見直してみよう♪ ----
>管楽器だと、息を入れ続けないと、基本的に音が鳴らないので、細く長い息をずっと入れ続けるのが本当に大変なんだそうで、否応なく、フレージングを意識することになるようですね。 なるほど~。私今までフレージングとか特に意識したことなかったんですが、言われてみれば確かに限りある息をどう使うかは生死にかかわる(笑)大問題でした。もっと言うと、胸を反らせた状態で大量に息を吸うことはできないので、やや猫背ぎみに息を吸うでしょ。で、弾きながら軽く上体を起きてって、息が苦しくなってくると(笑)最後の最後まで息を使いきるためにまた猫背ぎみになるってことの一連の流れが繰り返されるので、自然に盛り上がりができていくってことはあると思います。 >実は、いい加減に弾いても、ピアノに詳しくない人が聴いたら、それなりに心地よく聴こえるんだそうですが、ピアノのことが分かる人が聴いたら、ショパンの楽譜を全く理解していないということが丸分かりになってしまうそうなので ひ~~~(>_<)ヤダなそれ…。 ----
あ~、これだったんですか。 先生のご指摘って(^^♪ dyneさん、ちゃんと理解してるじゃないですか。 やればすぐ直ると思いますけど(^_^;) ショパン独特のフレージングって、マズルカやってるとほんとによくわかりますよ。 普通は左手の練習がたくさん必要なのですが、マズルカに限っては右手の練習がかなり必要になります(-_-;)思ったより難しかったです。 ちょっと苦戦中…。 --鍵コメさんへ--
なるほど! すごく興味深くて、役に立ちそうな内容なのに、 鍵コメというのがもったいないですね! 実際に声に出して歌うのは、この時にレッスンでやりました。 先生、僕が音名苦手なのを気遣って、ドレミじゃなくてもいいですよ とおっしゃったのですが、ここはちゃんとドレミで歌えましたよ(^^)V 歌ってみると、ブレスの感覚が分かりますよね。 --らべんだ~さんへ--
>ピアノって管楽器と違ってどうしても音を伸ばせば減退するからつなげようと思っても難しいですよね。 なるほど、そういう見方もあるんですね。 僕が先生に言われたのは、おそらく、その逆の見方で、 ピアノは鍵盤をおしていれば、音は伸びてくれるけど、 管楽器は積極的に息を吹き込まないと音は伸びてくれないので、 管楽器の方がよりフレーズを伸ばすことを意識しなくてはならない ということなんです。 ピアノを弾く時にも管楽器を吹くような気持ちで 弾く必要があるということになりますね。 >細かい難しい事は私も全然分からないけど、私も改めて楽譜を見直してみよう♪ 僕も難しいことはよくわかりませんが、 楽譜をもっと見るようにしたいです^^; --トマトさんへ--
>なるほど~。私今までフレージングとか特に意識したことなかったんですが、言われてみれば確かに限りある息をどう使うかは生死にかかわる(笑)大問題でした。もっと言うと、胸を反らせた状態で大量に息を吸うことはできないので、やや猫背ぎみに息を吸うでしょ。で、弾きながら軽く上体を起きてって、息が苦しくなってくると(笑)最後の最後まで息を使いきるためにまた猫背ぎみになるってことの一連の流れが繰り返されるので、自然に盛り上がりができていくってことはあると思います。 なるほど! 管楽器体験者ならではの貴重なお話、参考になります^^ 管楽器を吹く時の、あのなんとも言えない姿勢の変化、 曲を演奏しているんだよという感じ、カッコいいですよね!(笑) そういう息づかいや姿勢の変化と曲の流れが 自然にリンクしてるんですね! ピアノにも応用したいところです。 >ひ~~~(>_<)ヤダなそれ…。 嫌ですよね。。。 でも、これ聞いて、僕がまず思ったことは・・・ ピアノ知らない人には心地よく聞こえるんだ・・・ラッキー!!^^V ってことでした(爆) もちろん、ちゃんと頑張りますよ・・・汗 --金魚さんへ--
>dyneさん、ちゃんと理解してるじゃないですか。 >やればすぐ直ると思いますけど(^_^;) いや、まだ、あんまり理解できてません。 正直、呼吸とかテンポの揺らしとフレージングとの関係が よくわかってないんですよね。 別に頭でっかちな演奏をしたいわけではないのですが、 あまりに感覚だけでやってるのもどうかと思うので、 楽譜からしっかり読みとれるようになりたいですね。 >ショパン独特のフレージングって、マズルカやってるとほんとによくわかりますよ。 マズルカとかポロネーズとか、リズムとか呼吸が本当に難しそう・・・ その難しさを考えただけで、なんか立ち入れない領域なんですよね(汗) ----
>僕の場合は、フレーズの途中で何度もためてしまってるので、 進行感が出てこないのではないかと。 フレージング、息継ぎは、私もよく注意されます。 私の場合は、フレーズ内の強弱の付け方、特に弱なのですが、そこで終わってしまうような弱め方をして、流れを止めてしまうようです。フレーズの終わりもホッとするのか、次のフレーズとの間が長くて、流れが止まるとも注意されます。 歌を歌いながら弾くと、変な強弱や間がなくなって、息継ぎも正しくできるって教わったのですが、私、歌も下手ですからね~、ピアノのお手本にはなりませんよ。やっぱり、変な強弱で間延びした歌い方してると思います(^^ --管理人のみ閲覧できます--
このコメントは管理人のみ閲覧できます --ぴよのさんへ--
>私の場合は、フレーズ内の強弱の付け方、特に弱なのですが、そこで終わってしまうような弱め方をして、流れを止めてしまうようです。 ああ、ぴよのさんもですか!? すごくよくわかります。 弱くなるところで、いったん休憩するぐらい止めてしまうことがあります(汗) 実はそういうところで、さて次は・・・って考えてることもあり、 さすがにそれは音楽としてよくないですよね^^; >フレーズの終わりもホッとするのか、次のフレーズとの間が長くて、流れが止まるとも注意されます。 フレーズの終わりはある程度、間があいてもいいんだとは思うのですが、 確かに開けすぎると、音楽が止まってしまいますよね。 かといって、間をあけないと、フレーズの区切りにならないし、 その加減がほんとに難しいですよね。 >歌を歌いながら弾くと、変な強弱や間がなくなって、息継ぎも正しくできるって教わったのですが、私、歌も下手ですからね~、ピアノのお手本にはなりませんよ。やっぱり、変な強弱で間延びした歌い方してると思います(^^ 僕も歌には自信がないですが(汗)、 確かに歌うと、息継ぎのポイントとかがしっかりつかめるような気がしますね。 そういう地道な練習ってなかなかできないんですが、 やった方がいいですよね・・・ 音名唱の課題もあるし、一石二鳥かも! 頑張ってみます^^; --鍵コメさんへ--
ありがとうございます^^ ちゃんと考えながら弾くことは、大人ならではの楽しみですよね! 鍵コメさんは、知識も経験も豊富でいらっしゃいますので、 また、いろいろ教えてくださいね。 |
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