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♪ 脱力は時間の関数
2011 / 06 / 01 ( Wed )
以前からずっと思っていることなのですが、
他の人の演奏に比べて、音抜けがやたらに多いし、
しっかりとした音も出せていないんです。

つまり、きちんと弾けていないのですが、
その理由が少しずつ、分かってきた気がしています。

ちょっと長くなりそうですが、思うところを
何回かに分けて、書いていきたいと思います。

例によって、ピアノ初心者の思いこみなので、
くれぐれも、過度に信用なさらないようにお願いします
(笑)

まずは、以前の記事でも書きましたが、
脱力は、時間の関数である!
ということ。
脱力を時間変化で考えるのが重要ではないかという考えは、
やはり変わっていません。

所望の音を鳴らすためには、当然、
それに応じた運動量を鍵盤を通じて、ハンマーに与えなければならないわけで、
それを与えることができるのは、指以外には、ないわけです。

たとえ、腕の重量を使うって場合でも、
腕の重量に対する重力は、ほかならぬ腕に作用するわけで、
鍵盤に作用するわけではありません。
それを鍵盤に伝えるのは、指を介するしかないわけです。

結局、ハンマーに与えるべき運動量はすべて、
指からの力によって与えられなければならない

というのは、きっと正しいでしょう。

そこで、その分の力はどうしても必要になり、
それ以外の部分を最大限、脱力するということになります。

まずは、脱力が出来ていない状態を考えます。
横軸を時間 t 、縦軸を時間変化する力 F(t) として、
常に力がガチガチに入っている状態を図にすると、このようになるでしょう。
datsuryokutimedep00.jpg

そこで、まずは、何も考えずに、単純に脱力した状態を考えると、
こんな風になるでしょう。
datsuryokutimedep01.jpg

でも実は、このうち、鍵盤(ハンマー)に運動量を与えることが出来るのは、
指が鍵盤を加速している瞬間、すなわち打鍵の瞬間だけです。
(打鍵後は、いくら力を与え続けても、ハンマーを加速させる効果はない)

その時間を Δt として表すと、
図の緑色部分の面積 FΔt を力積と呼び、

力積 = 運動量の変化

という法則があるため、この力積がハンマーに与える運動量と等しくなります。

datsuryokutimedep02.jpg

このことを単純に脱力した場合の図にあてはめて、考えると、
明らかに、緑色部分の面積が急激に減ってしまうことが分かります。
datsuryokutimedep03.jpg

つまり、このような脱力をしてしまうと、
ハンマーに必要な運動量を与えることが出来なくなってしまう
ことが分かるでしょう。

そこで、今度は、打鍵の瞬間は力を維持しておいて、
打鍵前後のみを脱力する
ことを考えます。

datsuryokutimedep04.jpg

そうすると、今度は、緑色部分の面積は、脱力前と変わらず、
必要な運動量を与えることが出来ることが分かります。

これがまさに、脱力を時間変化で捉えなければならないという意味です。

さらに、打鍵が瞬間的に行われる場合、つまりスタッカートの場合を考えます。

datsuryokutimedep05.jpg

この場合、同じだけの緑色の面積を稼ぐためには、Δtが小さくなった分、
打鍵の瞬間の力はより大きくしなければならないことが分かります。

数学的に言うと、ディラックのデルタ関数のような極限状態になるわけですが、
この極限状態で練習することによって、
打鍵の瞬間だけ力を維持するという練習がより効果的にできるのではないかと思います。
それが、スタッカート練習の意義ではないかと思うのです。

つまり、より自然な打鍵の一連の流れの中で、
打鍵瞬間だけ力を込めるという感覚をつかむこと。

これが「脱力」ということなのではないかと理解しています。

とりあえず、今日はここまでで、きちんと弾けない理由については、さらに続きます。
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テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

23 : 25 : 32 | 脱力への道 | コメント(2) | page top↑
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コメント
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ピアノの記事に怪しい数式が出てくるのはdyneさんのところだけでしょうね。
う~ん。
by: こっきー * 2011/06/05 22:32 * URL [ 編集] | page top↑
--こっきーさんへ--

>ピアノの記事に怪しい数式が出てくるのはdyneさんのところだけでしょうね。

そうですね。
やはり、「怪しい」というところが、ミソでしょうか(笑)
今後も当ブログの売りにしていこうと思います。
by: dyne→こっきーさん * 2011/06/05 22:56 * URL [ 編集] | page top↑
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