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♪ 4度進行の和声的説明
2014 / 07 / 30 ( Wed )
以前の記事で書いたいわゆる「4度進行」についての疑問。

前記事で紹介した分かりやすい方の和声解説本[1]を読み直していたら、
ちゃんと書いてありました!
前に読んだ時は斜め読みしてたので、読み飛ばしてたのかも^^;

疑問をもう一度整理しておくと、たとえば、Am調で

Am → Dm → G7 → C → F → Bm-5 → E7 → Am

という「4度進行」のコード進行は和声的にはどのように説明したらよいか?
という疑問です。

ポピュラーでは定番の進行ですが、クラシックでも出てきます。
イ短調では、ショパンのワルツイ短調遺作とか、インヴェンション13番とか・・・
長調では、モーツァルト K545第1楽章やショパンのエチュードOp.10-1 とか・・・

Am 調上の度数表記で書くと、

I → IV → VII7 → III → VI → II → V7 → I

ここで、 VII7 (G7) と III (C) をどう扱ったらよいのかが分からなかったのです。

あ、ほんとは短調では、和声的短音階の導音には# がつくので、
G7 は VII7 ではなく、♭VII7 と書くべきなんでしょうが、
こんな表記クラシックでもありなのかどうか・・・も分からず、
とりあえず、導音を半音上げない表記で、VII7 と書いておきます。

で、それはさておき、
VII や III は、めったに使用されないとかよく書かれているので、どうしたものか・・・

まず、 VII7 は、V9 の根音省略 V9 とみなせるかを考えました。
長調の場合、VII7 はV9 と同じになるので、それでも説明できそうですね。

今回の短調では、導音に # がつくため、うまくいきません。
つまり、Am 調の例だと、V には G音 ではなく、G#音 が入ることになるので、
もはや G7 ではなくなります。

次に、G7 が C 調の V 和音であることを思い出して、
III 調 (C) の副 V 和音 III/V7 である可能性を検討。
これなら、うまくいきそうです。
つまり、

I → IV → III/V7 → III → VI → II → V7 → I

これでもよさそうな気もするのですが、
その和声本[1]には、III や VII の 副 V 和音はめったに使用されない
みたいなことが書かれているので、どうなんだろう?

と思っていたら、和声本[1]にちゃんと今回のケースが書かれていることを発見!

「各音度の5度関連」という章に、

7個の音度上に形成される和音は、根音が順次に5度下行(4度上行)する関係
( I → IV → VII → III → VI → II → V → I )
で、連続的に用いられることが多い。


と書かれていました。
まさに、そのものではないですか!(笑)

このような場合には、VII は V7 とはみなさない。

のだそうです。そして、

(VII は)一種の D 和音と考えてさしつかえない。

III は T に準じて考えてさしつかえない。

のだそうで、

一般に、VII や III は、このような関連以外には、用いられることが少ない。

のだそうです(上の青字はすべて引用)

う~ん、納得しました!^^

結局、まとめておくと・・・

I (T) → IV (S) → VII (D) → III (T) → VI (T) → II (S) → V (D) → I (T)

と考えればよいということでしょうか。

それで、さっきの短調の導音に # の問題は、
このケースでは、VII が I の主音に解決するわけではなくて、
5度ずつ下行していくことが重要なのだから、
自然短音階の VII 和音で考えてよいわけですね。
(本には、短調の4度進行のことが書かれていないので、僕の憶測です)

というわけで、だから何なんだって話ですが、
ずっとモヤモヤしていた疑問が解消してスッキリです!(笑)

参考文献
[1] 島岡 譲 「和声と楽式のアナリーゼ = バイエルからソナタアルバムまで =」 (音楽之友社)
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