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∫ リーマンのゼータ関数 (4)
2011 / 05 / 31 ( Tue )
もう書くの飽きてきたのですが、
一応、ζ(4)の証明が当初の目的だったので、
最後まで責任持って書いておきます(笑)

ζ(4) = 1 + 1/24 + 1/34 + 1/44 + ・・・ = π4/90

を証明します。

前回記事での sin x の2通りの級数展開

sin x = x - x3/3! + x5/5! - ・・・   (1)

sin x = x {1 - x22} {1 - x2/(2π)2}・・・{1 - x2/(nπ)2}・・・  (2)

において、今度は、5次の係数を比較します。

(1)の係数は、簡単で 1/5! = 1/120

問題は、(2)の係数で、今回はちょっと複雑。
x5になるようにするには、x2の部分を2つ取る組み合わせを
考えなければなりません。

そうすると、係数は、

ΣΣm>n 1/m2n2π4

となります。 これらが等しいのだから、

ΣΣm>n 1/m2n2 = π4/120  (3)

ということがまずわかります。

ここで、すべてのm,nについて和を取ったもの
ΣmΣn 1/m2n2

を考えると、

ΣmΣn = ΣΣm=n + ΣΣm > n + ΣΣm < n  (4)

と分けることができて、

ΣΣm=n 1/m2n2 = Σn 1/n4 = ζ(4)

ΣΣm < n 1/m2n2 = ΣΣm > n 1/m2n2 = π4/120

だから、(4)式は、

ΣmΣn1/m2n2 = ζ(4) + 2×π4/120   (5)

となります。

一方、この式の左辺は、

ΣmΣn 1/m2n2 = (Σm 1/m2) (Σn 1/n2) = ζ(2)2 = π4/36  (6)

と計算できます。
ζ(2)の値は、前回記事で証明済の値を用いました。

最後に、(5)と(6)から、

ζ(4) = π4/36 - π4/60 = π4/90

となり、めでたく証明終了!
これで、ゼータ関数の記事は終わりです。

参考にしたサイト
http://homepage3.nifty.com/aya_js/math/math01.htm
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テーマ:数学 - ジャンル:学問・文化・芸術

19 : 13 : 27 | 数学(解析・関数論) | コメント(0) | page top↑
♪ インヴェンション1番 (2)
2011 / 05 / 29 ( Sun )
ご多分にもれず・・・
インヴェンション・ワールドに、
完全に引き込まれました!(笑)


他の課題をそっちのけで、ついついこればっかり練習してしまいます(汗)

プレインヴェンションでは、弾いていて、そこまで楽しい
と思うことは、あまりなかったのですが、
(一部、ヘンデルやコレッリの「サラバンド」は楽しかったですが)
恐るべし、バッハ!

今まで、インヴェンションを聴いていても、
すぐに弾いてみたいという程惹かれなかったのですが、
いざ、弾いてみると、全然違いますね。

シンプルな和声の美しい曲ほど、
弾いてる時が楽しい傾向にある気がします。

しかし、この手の曲は、自分では弾けてるつもりでも、
全然弾けてない度が強そうだから(汗)、
ちゃんと録音して、聴くようにしていきたいと思っています。

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22 : 04 : 15 | ピアノ練習記(ポリフォニー) | コメント(6) | page top↑
∫ 量子光学
2011 / 05 / 28 ( Sat )
例のボルチモアの学会では、最近話題になっている
「シュレディンガーの猫」の量子テレポーテーションに、
東大が成功したという発表もありました。

僕は専門外なので、さっぱり理解できませんでしたが^^;
一応、光関係の分野ではあるんですよ(汗)
この学会自体が光関係の学会です。

量子光学は、難しそうだから、ずっと敬遠してたのですが、
光の分野に身を置いている以上、
やはり、一度は勉強しておいた方がいいかなと思って、
以前の記事でも書いた展示会の洋書ブースで、
いろいろ、教科書を物色してみました。

量子光学というのは、光を古典電磁気学で理解するのではなく、
量子力学の枠組みで理解する学問。
具体的には、電磁場を量子化して、「光子」(光の粒)という描像で
考えるところが肝だと理解しているのですが、
案外、場の量子化の部分をきちんと書いている本が少ない気がしました。

いきなり、「光子」ありきで説明されても、僕は理解できないので、
場の量子化からきちんと説明されている本がよいと思い、
この本を購入してみました。

The Quantum Theory of Light (Oxford Science Publications)
The Quantum Theory of Light (Oxford Science Publications)Rodney Loudon

Oxford Univ Pr (Txt) 2000-11-23
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ちなみに、日本語版も出ているようですが、版が古いようですし、
帰りの飛行機でさっそく、読みたかったので、洋書を買いました。

光の量子論
光の量子論Rodney Loudon 小島 忠宣

内田老鶴圃 1994-06
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シカゴの乗り継ぎが6時間以上あったので、
フードコートでビール片手に、ガシガシ計算してたのは、
傍から見ると、ちょっと異様な光景だったかも(汗)

それはさておき、
なかなか、定評のある本のようです。
まだ、量子化する前の部分を読んでますが、
説明がしっかりと書かれていて、論旨がすごく分かりやすいです。
数式も多くて、大変そうですが、その分、骨太に理解できそうな気がして、
読み進めるのが楽しみです。

この先、ついていけるかどうかは、はなはだ不安ではありますが・・・
それに、いろいろ手を出し過ぎて、
収拾がつかなくなってきてる気もしますね(汗)

テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

00 : 09 : 18 | 物理(量子論) | コメント(0) | page top↑
♪ テレビのレポーターの如く
2011 / 05 / 27 ( Fri )
大した思いつきでもなんでもないのですが、
この記事の解説編をまだやってませんでした。
「木を見て森も見る」の解説編は、既にアップしてあります)

テレビのレポーター、特に、まだ慣れてない新人さん。
画面に映る前に、100回以上、セリフを練習してるぐらいの新人さんの場合。

「○○さ~ん!」とスタジオから呼ばれると、

は~い、おっはようございま~す!
今朝は、つくばにある、有名な、○○公園に、お邪魔しているんですよ~。
見~てください、この、まっぶし~いぐらいの、新緑!
ほ~っんとに、すがすがしい~、お天気の中、皆さん、
ピクニックを、楽しんでいらっしゃるんですよね~


といったような、台本通りのセリフ。

たいてい、文章の抑揚が、完全に文末の「。」に向かって、
ぴったり着地するように、計算されたように、話してますよね。

音楽を作る時も、こんな風にフレーズの最後で着地するように、
うまく山を作って、演奏すれば、きっといいんでしょうね。

・・・って、ただそれだけでした(笑)

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19 : 41 : 53 | ピアノ雑感 | コメント(2) | page top↑
♪ シューベルト
2011 / 05 / 26 ( Thu )
震災以来、クラシックから遠ざかってましたが、
久しぶりに、シューベルトのピアノ曲をいろいろ聴いていたら、
低下していた自主練欲も少しずつ復活の兆しが見えてきました!

やっぱり、シューベルト、いいね!

即興曲全制覇の夢もあるし、
3つのピアノ曲も、楽興の時も、舞曲も、あわよくば、ソナタも
いろいろ弾いてみたい!

手をつけたまま放置しているあの曲やこの曲、
また、自主練してみるかな~と、
にわかに、やる気が出てきました(笑)

そういえば、震災前に、
シューベルトの伝記を借りてきて、読みました。

SchubertBiography.jpg

シューベルト―孤独な放浪者 (作曲家の物語シリーズ (5))
シューベルト―孤独な放浪者 (作曲家の物語シリーズ (5))ひの まどか

リブリオ出版 1985-01
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(↑リンク先画像は、ないみたいです)

今まで、作曲家の伝記なんて、読んだことなかったのですが、
これほど、美しい曲を書く作曲家ってどんな人だったんだろう?
と、知りたくなりました。
(あまりにも、作曲家に対する知識がなさすぎなので・・・汗)

ほんとは、大人向けのシューベルトの解説書が読みたかったのですが、
図書館に一冊も見つからないんです(汗)
蔵書リスト上では、色々あるようなんですが、借りられてるんだろうか。。。

で、とりあえず、児童書のところに行って、この伝記を見つけました。
子供向けと言っても、このシリーズは、
小学生高学年か中学生を対象にした文章ですね。
なかなか、面白かったです。

多少、脚色もあるでしょうけど・・・

天賦の才能で、次から次へと、湯水のように旋律を思いつく人だったこと。

そして、気前よく、できた曲をどんどん人にあげてしまって、
自分では全然管理できない人だったこと。

友人たちからとても慕われ、評価されていたこと。(シューベルティアーデ)

ベートーヴェンに対して、恐るべき畏敬の念を持っていたこと。
(その意を汲んで、ベートーヴェンの隣に葬られているらしい)

傑作を多数生みだした死の直前は、非常な孤独感にさいなまれていたこと。

などなど、人物像を知る上で、とても参考になりました!

この伝記シリーズは、読みやすいので、
また、他の作曲家についても、読んでみたいところですね。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

18 : 19 : 10 | クラシック | コメント(4) | page top↑
∫ リーマンのゼータ関数 (3)
2011 / 05 / 26 ( Thu )
ζ(4) = 1 + 1/24 + 1/34 + 1/44 + ・・・ = π4/90

のオイラーの証明ですが、その前に、

ζ(2) = 1 + 1/22 + 1/32 + 1/42 + ・・・ = π2/6

の証明の方が簡単なので、こちらから先に。

これは、バーゼル問題と言われて、
時の数学者が必死で取り組んでいたそうです。

まずは、sin x のテーラー展開を考えます。
sin x = x - x3/3! + x5/5! - ・・・   (1)

実は、もうひとつ、sin x の展開方法があるそうで、
これが無限積展開というもの。

たとえば、x=1,2,3 に零点を持つ3次式 f(x) が、

f(x) = a(x-1)(x-2)(x-3) = b(1 - x)(1 - x/2)(1 - x/3)

という風に書けるように(a,bは定数)、

sin x も x = ±nπ(n = 0,1,2,・・・) に零点を持つので、

sin x = x (1 - x/π) (1 + x/π) (1 - x/2π) (1 + x/2π)・・
                   ・・(1 - x/nπ) (1 + x/nπ)・・・


と書けるんだそうで、2つずつ、まとめると、

sin x = x {1 - x22} {1 - x2/(2π)2}・・・{1 - x2/(nπ)2}  (2)

(1)、(2)の2通りの展開を見比べて、係数を比較すると、証明したい式が現れるという仕掛け。

たとえば、x3の係数を比較すると、

(1)の係数は、-1/3! = -1/6

(2)の係数はというと、初めのxにどれか一つのx2の因子を掛けると、x3になるから、

- 1/π2 - 1/(2π)2 -・・・- 1/(nπ)2 - ・・・
= - 1/π2 { 1 + 1/22 + 1/32 + ・・・ + 1/n2 + ・・・}

これらを等しいと置くと、
1 + 1/22 + 1/32 + ・・・ + 1/n2 + ・・・ = π2/6

となり、ζ(2)の方は証明完了!

言われてみると単純ですが、いきなり sin が登場なんて、
凡人には到底思いつきませんね!

それに、こういう無限積展開が可能ということは、
厳密には証明していかなければならないので、実際はもっと大変です。

ζ(4)の方は、x5の係数を比較すると、出てくるのですが、
これは、少し複雑になりますので、次回に(余力があれば・・・)

いろいろなサイトを参考にさせていただきましたが、
特にこのサイトが分かりやすくて、参考になりました。
このサイトでは、ζ(2n)の一般形まで証明していて、頭が下がります。
http://homepage3.nifty.com/aya_js/math/math01.htm

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13 : 15 : 01 | 数学(解析・関数論) | コメント(0) | page top↑
♪ 自主練欲
2011 / 05 / 21 ( Sat )
相変わらず、ピアノ熱があまり上がらない状態が続いています。

と言っても、レッスンもありますし、ほぼ毎日弾いてはいます。
さっと弾ける暗譜レパも5曲ぐらいは、常に維持しています。
(維持と言っても、完成度を維持しているわけではないですよ、念のため)

でも、実は、逆説的ですが、
暗譜レパが維持できているという状況は、
ピアノ熱が低下している証拠かもしれません!


つまり、新曲を発掘しようという意欲が出ないため、
とりあえず、覚えている曲を弾いて、お茶を濁している感じだから。

逆に、新曲の譜読みに入れ込んでいる時って、
レパ曲を弾く時間もないので、そのうち忘れてしまって、
レパが少なくなっていくんですよね。

レッスン曲はノルマがあるので、そこそこ練習はできますが、
自主練となると、意欲がわかない限り、進みませんね(笑)

弾けるようになりたい一心で、楽譜を読み切ってしまおう
というあの意欲がどこへ行ってしまったのやら。。。

今にして思えば、シューベルトのOp.90-4の譜読みの時が最高潮だったかも。
レッスンでやるわけでもないのに、
あんなに長くて、自分にとっては無謀な曲を
最後まで読み切ってしまえたのは、自分でも驚きですね。
他のシューベルトの即興曲にも挑戦したいのですが、
なかなか最後まで読み切れるエネルギーが出てきません。

そう考えると、独学で次から次へと難曲をものにされている方々とか、
レッスン以外にも色々と遊びレパを増やしている方々とか、
すごいですよね!

・・・と、つぶやきっぽくなってしまいましたが、
まあ、ピアノが嫌いになったわけではありませんので、ご安心を!
単に物理熱の高まりと関係しているんだと思います(笑)
そのうち、自主練欲も戻ってくることでしょう。

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17 : 43 : 57 | ピアノ練習記(その他) | コメント(10) | page top↑
♪ ピアノの物理
2011 / 05 / 19 ( Thu )
先日のボルチモアの学会では、業者の展示会が併設されるのですが、
そこでは海外出版社のブースもあり、物理関係の洋書がたくさん並びます。

今や、洋書もアマゾンで簡単に買える便利な時代になりましたが、
実際に中身を閲覧できる機会は日本ではあまりないので、
この機会に、いつも立ち読みしまくります(笑)

そこで、見つけた意外な一冊!

Physics of the Piano
Physics of the PianoNicholas J., Sr. Giordano

Oxford Univ Pr (Txt) 2010-08-20
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このタイトル、日本語に訳せば、「ピアノの物理」です!
この本を見た瞬間、目が釘付けになってしまいました。
売約済になっていたにもかかわらず、中身を拝見させていただきました。

音の物理、ピアノの力学的な物理・・・
なかなか、興味深い内容です。

アマゾンで、中身閲覧の機能でも、少し中を見ることが出来ます。
目次が見れるので、書き写しました。
(和訳は、勝手に僕がつけました)

1. Introduction
  序章
2. A brief introduction to waves and sound
  波と音に関する入門
3. Making a musical scale
  音階をつくる
4. Why the piano was invented: A little history
  なぜ、ピアノは発明されたか
5. Making music with a vibrating string
  弦の振動で音を奏でる
6. Hitting strings with hammers
  ハンマーで弦を叩く
7. The soundboard: Turning string vibrations into sound
  響板:弦の振動を音に変える
8. Connecting the strings to the soundboard
  弦から響板へ
9. Evolution of the piano
  ピアノの進化
10. Psychoacoustics: How we perceive musical tones
  心理音響学:どのように音を感じるか
11. The magic of Steinway
  スタインウェイの魔法
12. What physics can and cannot teach us about pianos
  物理の教えてくれるものと教えてくれないもの

ね、すごく興味深い内容ではありませんか?

日本語でも同じような本が出てるかもと思って、
アマゾンで「ピアノ」と「物理」で検索してみたら、ありました!
(注意:上の本の日本語版ではありません。別の本です)

楽器の物理学
楽器の物理学N,H. フレッチャー T.D. ロッシング Neville H. Fletcher

シュプリンガー・フェアラーク東京 2002-10
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この本は、ピアノだけでなく、打楽器、管楽器も含めて、
いろんな楽器の物理が論じられています。
(目次は、リンク先のカスタマーレビューに掲載されています)

中身閲覧もできたので、見てみたところ、
こちらの本は、完全な物理学の本のようですね!(笑)

初めから、弦の振動、膜の振動の理論ですから。
おそらく、三角関数、ベッセル関数の嵐ではないかと・・・
物理を勉強したことのない方には、かなりきつそうな内容です。

他には、こんな本もありました。

ピアノの音色はタッチで変わるか―楽器の中の物理学
ピアノの音色はタッチで変わるか―楽器の中の物理学吉川 茂

日経サイエンス社 1997-06
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どの本も興味深いですね!
いずれ、読んでみたいです。

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23 : 28 : 21 | 音楽理論 | コメント(2) | page top↑
∫ リーマンのゼータ関数 (2)
2011 / 05 / 19 ( Thu )
件の積分

I = ∫0 x3 / ( ex - 1 ) dx = π4 / 15

の証明ですが、いろいろネットで探しているうちに、
数学的厳密性にこだわなければ、わりと簡単に理解できるものだったので、
何回かに分けて証明しておきます。

まず、1 / (ex - 1) の分母分子に e-x を乗じると、
x > 0 では、|e-x| < 1 だから、

1 / (ex - 1)

= e-x / ( 1 - e-x )

= e-x + e-2x + e-3x + ・・・

= Σn=1 e-nx

という無限等比級数に変形できるので、

I = ∫0 x3 / ( ex - 1 ) dx

= ∫0 [ Σn=1 x3 e-nx ] dx

= Σn=1 ∫0 x3 e-nx dx

となります。

ここで、Σと∫の順序を入れ替えて、項別積分するためには、
ほんとは、一様収束性を確認しなければなりませんが、
数学的厳密性にはこだわらないってことで、省略^^;

次に、∫0 x3 e-nx dx の計算をしたいのですが、
一般的に、

In,k = ∫0 xk e-nx dx

の値を求めておくことにします。
部分積分をひたすら使う方法です。

In,k = ∫0 xk e-nx dx

= ∫0 xk (d/dx)[ e-nx / (-n) ] dx

= -1/n ∫0 xk (d/dx)[ e-nx ] dx

= -1/n [ xk e-nx ]0 + 1/n ∫0 (d/dx) [xk] e-nx dx

= k/n ∫0 xk-1 e-nx dx

= k/n In,k-1

・・・ = k!/nk In,0

ここで、

In,0 = ∫0 e-nx dx = 1/n

であるから、

In,k = k! / nk+1

求めたい積分にこの式を用いると、

I = Σn=1 In,3 = Σn=1 3! / n4

= 6 Σn=1 1/n4

= 6ζ(4)

となり、リーマンのゼータ関数が登場するわけです!

このゼータ関数の特殊値ζ(4)は、

ζ(4) = π4 / 90

となることをオイラーが証明していて、それを用いると、

I = π4 / 15

となり、証明終了!

次回は、このオイラーの証明について、見ていきます。

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18 : 24 : 11 | 数学(解析・関数論) | コメント(0) | page top↑
∫ リーマンのゼータ関数
2011 / 05 / 18 ( Wed )
今、気になっているのがリーマンのゼータ関数!

興味を持った経緯は、またあらためて書きますが、
この積分の証明が知りたくなったのがきっかけ。

0 x3 / ( ex - 1 ) dx = π4 / 15

さしづめ、複素積分にして、留数定理か何かを使うんだろうと思ったら、
そう簡単でもなさそう。。。
いろいろネットで探してみたら、
リーマンのゼータ関数を使うということが分かりました。

また、めんどくさいことになったなと思いつつ(笑)、
さらに調べていたら、
これがなんともミステリアスな関数!

数学者が一度ハマったら、一生抜け出せなさそうな関数ですね(笑)

端的に言うと、

1 + 1/22 + 1/32 + 1/42 + ・・・

1 + 1/24 + 1/34 + 1/44 + ・・・

といった数列を延々と足していくと、いったい、どんな数になるの?という話。

指数を一般のsにしたものをリーマンのゼータ関数と言うらしい。
つまり、

ζ(s) = 1 + 1/2s + 1/3s + 1/4s + ・・・ = Σn=1 1/ns

簡単そうに見えて、この級数の答を得るのは、大変難しかったようで、
上のs=2やs=4の時のような特殊な値については、
数学者オイラーが大変な苦労の末、答を見つけ出したようです。

さらに解析接続によって、定義域を複素平面上に拡張すると、
負の整数sに対して、

ζ(-1) = 1 + 2 + 3 + 4 + ・・・= -1/12

とか、

ζ(-2) = 1 + 22 + 32 + 42 + ・・・ = 0

とか、恐ろしいことになってくるようです。

さらに、このゼータ関数には、素数の分布に関する大きな知見が含まれていて、
150年以上たってもいまだ証明されていない難題である
「リーマン予想」も、このゼータ関数の零点に関する話。

まあ、そんな深みに入るつもりは毛頭なくて、
ただ、初めの積分の証明がわかればいいんですけど、
なんとも摩訶不思議な世界ですね。

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22 : 57 : 53 | 数学(解析・関数論) | コメント(2) | page top↑
♪ インヴェンション1番 (1)
2011 / 05 / 16 ( Mon )
いよいよ、インヴェンションがスタート!
まずは、1番をやることになりました。

インヴェンションともなると、
なんだか折り目を正して当たらねばならない
って感じがしてしまいますね。
プレインヴェンションの無名な作曲家たちの曲のように、
いい加減な気持ちで始めるってわけには・・・


そのせいか、しばらく放置してました・・・おい(汗)

出張から帰って来てから、本格的に始めましたが、
いやー、とにかく難しいの一言。

プレインヴェンションで少しはポリフォニーにも慣れたかなと思ってましたが、
全然、歯が立たない感じがしますね。

一度カデンツで終止があって、第II部に入ったところで苦戦中!
左手だけで弾くと、メインテーマになっているのに、
両手合わせて弾くと、全く左手が聴こえないから、
途中で何を弾いてるのか、さっぱりわからなくなってしまいます。
インヴェンションって、聴こえないと、弾けないですね!

でも、不思議なことに、とても楽しいです!
ブログ仲間の皆さんがよくバッハの魅力にハマっているのを見ても、
あまり、インヴェンション弾きたいという気は起きなかったのですが、
実際、弾いてみて、なるほど、こういうことだったのか!
と感じています。
とにかく、響きが何ともいえず、美しすぎますね!
これで、みんなバッハの虜になっていくわけだ(笑)

と言っても、これから、間違いなく苦戦するので、
こんなこと言ってられるのは今のうちだけですけどね。

それはともかくとして、
頭の中にずっとインヴェンションが流れてしまっているのは、
疲れるので、なんとかしたいものです(笑)

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00 : 05 : 39 | ピアノ練習記(ポリフォニー) | コメント(6) | page top↑
植栽・ガーデニング紹介(3) ハナミズキ(クラウドナイン)
2011 / 05 / 14 ( Sat )
久しぶりの植栽・ガーデニング紹介シリーズ。

バックナンバーはこちら。
植栽・ガーデニング紹介(1) あじさい
植栽・ガーデニング紹介(2) あじさい②

今日は、ハナミズキをご紹介!
我が家には、品種の違う3種類のハナミズキがあります。

今回は、道路側に植えている白の斑なしのハナミズキ。
たぶん、クラウドナインという品種だと思います。
植木屋で実物を見て選んだので、品種が正確には分からないのですが・・・

写真は、今年咲いた花です。
(白く見える部分は、正確には花弁ではなく、苞片ですが・・・)
今はだいぶ散ってしまいましたが、つい最近まで咲いてました。

cloudnine02.jpg

cloudnine03.jpg

夫婦でアメリカのノースキャロライナ州に住んでいた時に、
州花であるハナミズキが公園のあちこちに咲いていて、
とてもきれいだった思い出があり、ゆったりとした樹形も好きで、
当初は、シンボルツリーにと考えていました。

ところが、シンボルツリーの場所は、あまり日当たりがよくなく、
日当たりを好むハナミズキにはちょっとかわいそうだなあと思い、
日当たりのよい東側に植えました。

代わりに、ハナミズキの日本版とも言えるヤマボウシを
シンボルツリーにしたのですが、微妙に開花時期が違うので、
二重に楽しませてもらってます^^

初めから成木を植えたので、植樹も植木屋さんにやってもらいました。
こちらが4年前の植樹の様子。

cloudnineplant01.jpg

cloudnineplant02.jpg

植樹して翌年は、すごくたくさんの花をつけて大喜びしたのですが、
植木屋さんにそのことを話すと、逆に心配だと言われました。

木は、自らの寿命を悟ると、最後の力を振り絞って、
子孫を残そうとするのだそうです。
花が終わったら、実が大きくなる前に、すぐに摘み取って、
養分をキープさせてあげるようにと言われ、その通りにしました。

その翌年は、やはり弱っていたのか、ほとんど咲きませんでしたが、
今年は、少しですが、咲いてくれたので、とても嬉しいんです。

ゆっくりと成長してくれるよう、これからも見守っていきたいですね!

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23 : 55 : 55 | 植栽・ガーデニング | コメント(0) | page top↑
ボルチモア出張記 II
2011 / 05 / 14 ( Sat )
お久しぶりです!
しばらく更新できませんでしたが、
GWはボルチモア(アメリカ東海岸)で学会があり、出張してました。

2年に一回、同じ場所で開かれるので、ボルチモアはもう5度目。
ちなみに、前回は、この時

で、やはり今回も気になるアメリカのトイレ事情について、
語ってみたいと思います(笑)

まず、前回の記事(2年前)の要点をまとめると・・・

アメリカのトイレは、ひどすぎ!
トイレ自体が壊れてなくて、鍵と荷物用のフックも正常な個室を探すのは、
もはや天文学的確率である。
世界への玄関口であるはずの空港のトイレがこんなのでいいのか?

という具合に、苦言を呈していたわけでした。
まあ、こんな辺境のブログで、しかも日本語で苦言を呈したところで、
どうにかなるわけではないですが・・・

と思いきや、今回行ってみると、
たまたまだっただけかもしれませんが、
だいぶ状況が改善されていたように見受けられます!

前回、問題にしていた個室の建てつけ!
壁が空中から宙づりになっているので、平行四辺形に歪んでしまい、
鍵が全く機能していなかったのですが、
今回入ったところはすべて、宙づりではなく、
日本式に地面から柱で支えられていました。

しかも、柱も棒状ではなく、そこそこ幅のある平板状になっていて、
しっかり固定されている感がありました!
このあたり、写真で説明できればよいのですが、
トイレ内部で写真撮影に及ぶのは、さすがに躊躇しました(笑)

下が開放的になっているのは、相変わらずですが、
これは、セキュリティ上やむを得ないところでしょうか。

それから、トイレを出たところにかなりの高い確率で、
手の消毒薬(hand sanitizer)が設置されていました。
これは、2年前の新型インフルによる影響でしょうか。
手を差し出すだけで、感知してシュッと薬を吹きかけてくれる優れモノまであり(笑)
日本人としては、ありがたいですね!

そして、シカゴ・オヘア空港。
ここのトイレは昔から、便座にビニールがかかっていて、
ボタンを押すと、自動的にビニールが動いて、
新しい部分に入れ替わるシステムが搭載されています。
(ここまで凝ったシステムは、日本では見たことありませんが・・・笑)

今回、これがさらに進化してました!
手をかざすだけで、ビニールが動いて、
未使用の部分であることを知らせる
「NEW!」という表示が液晶画面に現れます。

なかなか、ハイテクなシステムですね!
是非とも、これと同じぐらい、個室の筐体の方にも
注意を払っていただければ、ありがたいのですが・・・(笑)

というわけで、ボルチモア出張記でした。
これから、アメリカに行かれる方のご参考になれば、幸甚です。

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